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【体験談】FXのネット回線でWiMAXはNG!私はこうして爆死した

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WiMAXFX取引をしようとしている方へ。

それ、できれば辞めておいたほうがいいかもしれません。よく聞きますよね、無線方式のネット回線は接続が不安定になりやすいと。

私もなんとなく分かっていましたが、まさか自分があんな目に遭うとは…。

そこで今回は、WiMAXでFX取引をするとどんなことになるのか、実体験付きでお話するとともに、FXで使うべきインターネット回線の条件やおすすめ回線についてもお伝えしたいと思います。FX取引をする上で環境は非常に大切なので、なるべくFXに最適なネット回線を選びましょう。

事件は2015年1月に起きた…

事件は2015年1月に起きた… 

時は、2015年1月までさかのぼります。

私は当時FXにハマっていて、お正月だと言うのに、年始めからバリバリ取引していました。

取引通貨ペアはメジャーなドル円やユーロ円、マイナーな通貨などさまざま。手法は、主に細かい利益を重ねていくスキャルピング。

FXについてちょっと調べればわかることなのですが、損失・利益のバランスが非常に重要なスキャルピングでは、通信速度が速く安定している回線を使うことが推奨されています。

もちろん、私もそのことについては十分理解していました。理解はしていたのですが、「まぁ、大丈夫だろう」という気持ちでWiMAXで取引をしていたのです。

現在のWiMAXは通信速度も速く、安定性も高くなっています。ただし、時間帯や建物内部など通信環境によっては一時的に通信が不安定になることもあります。

当時は現在と比べても、WiMAXの通信速度は遅く、通信状況が不安定になることもしばしばありました。

そんな折、1月15日に事件は起こります。
 

スイスフランショックで大打撃

ユーロスイスフラン月足チャート2

2015年1月15日に起きた「スイスフランショック」をご存知でしょうか?
 

スイスフランショックとは…スイス中央銀行によって2011年より無制限介入を行って死守されていたユーロスイスの下限値1.2000が、スイス政府の突然の無制限介入撤廃宣言によって、41%の急落をしたという前代未聞の出来事

 
お察しの通り、わたしも当時ユーロスイスをなんとなく取引していたんですね(笑)

スイス政府が下限値1.2000を死守すると宣言していたので、どう考えても1.2000を下回ることはない。つまり、買いを入れておけば絶対を損はしないという思いでトレードをしていました。

そこに、ナイスタイミングでスイスフランショックが発生。

さらにタイミングのいいことに、事件が発生する数分前からWiMAXが通信不安定になってチャートが更新できない状態でした

通信が復旧するまで、待つこと数分。チャートを更新した時には、すでに手遅れな状態でした。

それまで1.2000を超えていたユーロスイスフランが、なんとわずか20分で3,800pips下落。プライスは0.85000。

最初は「チャートがバクッてるな」としか思わなかったのですが、すぐに速報でスイスフランショックが起こったことを確認。

こうして私は見事爆死しました(笑)。幸いにも、当時はかなり少額で取引をしていたので、損失額も限定されていました。いま思うと冷や汗モノですよね。いや、実際被害を受けたので、見事失敗しているのですが。
 

FX取引(スキャルピング)では通信が不安定になるWiMAXはおすすめしません

FX取引(スキャルピング)では通信が不安定になるWiMAXはおすすめしません 
そんな私は、現在もWiMAXは使用しています。ただし、FX取引では使っていません。あんな思いは二度としたくないですから。

歴史は繰り返すと言います。それはFX相場でも同じ。また、いつ同じことが起きても不思議ではありません。
 

FX取引(スキャルピング)で必要なネット回線のスペックを解説

X取引(スキャルピング)で必要なネット回線のスペックを解説 
では、FXトレード(スキャルピング)で必要な回線スペックはどんな感じでしょうか。

具体的には、以下の条件を満たした回線がおすすめです。

  • 通信速度が常に10Mbps以上
  • 通信の安定性の基準となるping値が50以下

FXトレードでは、デイトレードにしてもスキャルピングにしても回線速度より回線の安定性が大切です。回線速度は10Mbps程度あれば大丈夫。この点はWiMAXも満たしています。

しかし安定性のping値50以下に関しては、WiMAXでは不十分です。

ping値とは、簡単に言えば「サーバーとパソコン間のデータやり取りにかかる時間のこと」です。このping値は、小さければ小さいほどデータのやり取りにかかる時間が短くなるので通信も安定します。
 

FX取引では通信の安定している光回線を使うべき

 
そして、上記2点を満たす回線が「光回線」です。

あなたもご存知のとおり、光回線はいま最も主流な通信方法です。通信速度は平均1Gbps、通信状況も安定しているのでFX取引にはもってこいです。

ただし、一口に光回線と言っても、中には回線状況が不安定なものも存在します。

では、FX取引におすすめの光回線はどれなのか?
 

一番のおすすめはNURO光

 
まず一番最初に検討すべきなのが、世界最速の光回線として知られるNURO光

通信速度は驚異の2Gbps、さらに独自の回線網を引いているため通信の安定性が他の光回線と比べて飛び抜けているのが特徴です。

NURO光はFX取引をこれから始める人には、絶対に使ってほしい回線。詳細は以下の記事で解説していますので、参考にしてみて下さい。


 

NURO光が使えないならauひかり

 
しかし、残念ながらNURO光を使えない地域もあります。

そんな場合、次に検討してほしいのがKDDIが提供するauひかり

auひかりは、通信速度に関しては他の光回線と同じ1Gbpsですが、NURO光と同じく通信が安定しているので、FX取引をする人にはおすすめです。

詳細は、以下の記事で解説しています。


 

フレッツ光を使うなら、光コラボを検討しよう

 
NURO光、auひかりも使えなかった…そんな場合の最終手段は、光コラボです。

光コラボとは、NTTが各プロバイダにフレッツ光の販売を委託することでスタートした光回線です。つまり、光コラボの回線はフレッツ光と全く同じものなので、回線速度や安定性に関してはフレッツ光と変わりません。

ただし、光コラボではフレッツ光にはない豪華なキャッシュバック特典が用意されているので、NTTからフレッツ光を契約するよりもお得に契約できるのです。

光コラボは非常に多くのプロバイダから提供されており、人によっておすすめが異なります。光コラボに関しては、以下の記事が役立つので参考にして下さい。


 

光回線をどうしても使えないなら、ホームルーター型のWiMAXにすべき

 
FX取引をするなら「光回線」。光回線の中でもNURO光、auひかり、光コラボは特におすすめ。

しかし、中には賃貸物件に住んでいたり、転勤が多い人は光回線を使えない場合も多いと思います。そんなときは、WiMAXのホームルータータイプを使ってみて下さい。

先ほど、WiMAXはFXトレードにはおすすめしない、と伝えましたよね。

しかし実は、WiMAXにはモバイルルータータイプとホームルータータイプの二つがあります。

スイスフランショックが起きた当時の愚かな私が使っていたのは、モバイルルータータイプ。

モバイルルータータイプは小型の通信端末のため、外出先でも利用できるというメリットがありますが、通信速度・安定性に関してはホームルータータイプに軍配が上がります

おすすめのWiMAXプロバイダに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

【2018】おすすめのWiMAXはこれ!お得な選び方まで徹底解説

ADSLやケーブルテレビ回線はFX取引ではおすすめしません

ADSLやケーブルテレビ回線はFX取引ではおすすめしません

一昔前は、ADSLやケーブルテレビ回線といったネット回線が主流でしたが、これからFX取引をするならADSLやケーブルテレビ回線は選ぶべきではありません

通信速度が遅い…というのもその理由ですが、やはり通信の安定性に大きく欠けるからです。

こういった回線は、ネット利用者が多い時間帯や天気が悪い日などは、やたらと通信が不安定になります。

スウィングトレードやデイトレードならまぁ許容範囲かもしれませんが、スキャルピングではNGです。

ネット回線を変えないで、できるだけ通信環境を整えたい…

おすすめのWiMAX

ただし中にはネット回線を変えないで、できるだけ環境を整えたいと考えている方もいるでしょう。

ここではそのような場合に参考にしてほしい、ネット通信環境の整え方を解説します。

回線速度・応答速度を測ろう!

まずは、あなたが使用しているネット回線の通信速度・安定性を測ってみましょう。

測定サイトは「Speedtest」というサイトがおすすめです。

Speedtest

このサイトでは、PING値、下り通信速度、上り通信速度の3つを測ることができます。ちなみに私もWiMAXで測定をしたら、見事にFX取引ではNGな結果となってしまいました(笑)

さて、ここで見るべきポイントは「PING」と「DOWNLOAD」の数値です。

PINGは50以下!

先ほどもお伝えしたように、FX取引(スキャルピング)での推奨ping値は50以下です。私のように98とかは論外です(笑)

DOWNLOADは10Mbps以上

DOWNLOAD値は10Mbps以上が望ましいですが、5Mbps程度でも大丈夫です。

両方の値が大きく外れていたら対策が必要

両方の値が大きく外れていたら対策が必要

理想はping値50以下・ダウンロード速度が10Mbps以上です。反対に両方の値が大きく外れていたら、FX取引に適した回線とは言えないので、対策を施すべきです。

まずADSLやケーブルテレビ回線、WiMAX(モバイルルーター)を使っている方。残念ながら改善策はないので、確実な取引を望むなら光回線に変えるべきです。

光回線を使っている方は以下のような対策をしてみましょう。

  • ルーターを新調する
  • LANケーブルを新調する
  • パソコンを買い替えるorメモリを増設する

ルーターを新調する

ルーターの性能は、ネット回線にも大きく影響します。

またルーターは長期間使っていると不具合が出たり、通信速度がやたらと下がったりします。

古いルーターを使っている方は、NECBUFFALOエレコムあたりの最新ルーターを買っておけば間違いありません。そんなに高額なものでなくても、5000円程度のルーターでOKです。

LANケーブルを新調する

古いLANケーブルもルーターと同様に性能が低いので、買い替えましょう。

おすすめのLANケーブルは「カテゴリ5e以上のもの」です。

LANケーブルには以下のようなカテゴリ(CAT)が決まっています。

  • CAT5
  • CAT5e
  • CAT6
  • CAT6A
  • CAT7
  • CAT7A

基本的には数字が大きくなるほど、アルファベットが付くほど、性能が高いです。

中でもCAT5e以上のものは通信速度1Gbps以上に対応しているので、できるだけCAT5e以上のLANケーブルを選びましょう。

パソコンを買い替えるorメモリを増設する

ルーター、LANケーブルを替えても改善しない場合は、パソコンを買い替える、もしくはメモリを増設すべきです。

FXに最適なパソコン選びに関しては、FX専門のパソコンを扱っている「ジャパンコモディティーズ」さんが紹介しているので参考にしてみて下さい。

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